Stella AIを使ってみた

Stella AIとは

Stella AIは2024年12月よりサービスを開始した生成AIサービスです。

要はChatAI(生成AI)サービスですが「Stella AI」が独自のAIモデルを持っているというわけではなく少々雑に言ってしまうと入力された文字(プロンプト)をChatGPTやGoogle Geminiにぶん投げて返ってきた回答を見せてくれるというだけです。

右上に表示されている通り、回答しているのはOpen AIのGPT-4o

Stella AIのメリット

最初に書いたとおりStella AIはOpen AIやGoogleに入力された文章をぶん投げて回答を表示しているだけです「ほなChatGPTでええやん」と思ってしまいますがStella AIの強みもちゃんとあります。

「AIよくわからん」人にも使いやすい

Stella AIには多数の「テンプレート(テンプレ)」が用意されている為、「AIになんて質問すれば良いのかよくわからない」という人でも穴埋め的な感じでAIを使用する事が出来ます

例えば飲み会での話のネタを考えて欲しい場合、ゼロからAIに聞く文章を作成しなくてもテンプレートを使用すれば以下のようなパラメータを埋めるだけで良い感じの回答を返してくれる。

他にも文章の要約や翻訳、アイデアの案を出してくれたり恋愛相談なんかもしてくれます。

もちろんプロンプトに慣れている方は他のサービス同様チャット形式でAIとやり取りすることも可能です。

お得に有料サービスのつまみ食いが出来る

Stella AIでは「Gemini Pro」や「o1」「Claude 3.5 Sonnet」と言ったモデルも使用する事が出来ます。これらは有料でChatGPTやGoogle Gemini、Claudeから使用する場合月額2,000~3,000円近くを支払う必要があります。

しかし、Stella AIの場合以下の料金で使用することが出来ます

ライトスタンダードプレミアム
月額料金(税込)1,078円1,628円2,728円
月の生成回数250回1000回3000回

※2025年01月22日現在
※o1など一部の高コストなモデルは1回の送信で10回分、月の生成回数を消費するケースもあります

各サービスと契約するよりは回数制限が厳しくはなってしまいますが、「AIに3,000円近くはちょっと……」という方はStella AIから使うとちょっとはマシかもしれません(正直月1,000円でもちょっと高い気もしますが…)

Stella AIではモデルをその場で切り替えて使用できるためOpen AIやGoogle、Claudeなどの各有料モデルを使い比べてみたいという方にもオススメです(各サービスと契約していくと結構な月額料金になってしまいますので)

ahamo、eximoユーザーは1年無料

ahamo、eximoユーザーの方は1年(初月無料+ahamo,eximo11ヶ月無料)無料で全プランを使用する事が出来ます(2025/01/22時点)。ドコモユーザーの方は1年試しに使って見るのもありかもしれません。1ヶ月では少し足りないかもしれませんが、1年も使えばAIサービスが自分に合うか合わないかも分かると思います(使わない場合1年後の解約を忘れずに

Stella AI|Stella AIセット割
ドコモの対象料金プラン契約者ならStella AIセット割でStella AI月額料金相当の毎月最大2,728円が合計1年間割引

NTT独自のAI言語モデル「tsuzumi」が使える

Stella AIはNTTドコモと業務提携をしており、その関係とは思いますがNTT独自開発の「tsuzumi」を使用する事が出来ます。企業向けにはリリースされていましたが個人ではこれまで利用できなかったようなので現時点で使用できるのはStella AIだけではないでしょうか。

今後もNTTが開発した新しいモデルをいち早く使えるのであればStella AIの強みになりそうです。

株式会社SUPERNOVAと、生成AIサービス「Stella AI」に関する業務提携を開始 | お知らせ | NTTドコモ
株式会社NTTドコモは、生成AIを活用したサービス開発に取り組むスタートアップである株式会社SUPERNOVAとの業務提携を開始しました。
NTT版LLM「tsuzumi」商用開始! | NTT STORY | NTT
日本電信電話株式会社(以下、NTT)は2024年3月25日、NTT独自に開発した日本語版大規模言語モデル(LLM)「tsuzumi」の商用サービス開始を発表しました。本日行われた記者会見の内容をお伝えします。

Stella AIのデメリット(と気になるところ)

色々面白いサービスだなとは思うのですがちょっと使いにくい点もあります

ファイル参照が出来ない

最近では写真をアップロードして「これはなに?」などとAIに聞くことができる機能も増えて来ましたが現在テキストにしか対応していません。ここは是非対応して欲しいところ

リアルタイム情報を参照出来ない

「今日の天気は?」「今日のニュースを教えて」などといったリアルタイム情報を参照しての回答は現時点でしてくれません。最近ではリアルタイム情報も参照してくれるサービスが増えているのでこちらも対応して欲しいです

最後に

色々なモデルを使って見たいのとtsuzumiを使用してみたくて契約してみました。テキストはまあ他サービスのものなので同様のクオリティなのですがやはりファイルとリアルタイム情報を参照出来ないのがかなり痛いので早いところ対応して欲しいところ。

きっかけになったtsuzumiですが他の最新モデルと比べてしまうとちょっと劣るように感じてしまうところがあります。NTT独自の新モデルが出るような事があればStella AIでいち早く実装してくれると嬉しいですね。触ってみたいので。

余計なお世話かもしれませんがサービス開始から2ヶ月近く、ahamoブーストがあってなお全然話題になっていないのでもう少し広告出しても良いのになと思うところはあります。あんまり極端にユーザー増えて欲しく無かったり、デメリットに書いたとおり今ひとつ機能が不足していると感じる点もあるので機能不足をクリアしたタイミングで広告出していくという方針であれば良いのですが……

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